発注量が大幅に減ったにもかかわらず単価を低く据え置いていたとして、公正取引委員会は自動車メーカー「スズキ」の子会社に勧告を行う方針を固めました。
勧告の対象になるのは、静岡・磐田市に本社がある「スズキ」の100%子会社「スニック」です。
関係者によりますと、スニックは2024年から自動車部品の製造を委託している10社に対し、量産期間が過ぎて発注量が大幅に減ったにもかかわらず、単価を低く据え置いたままにしていたということです。
公正取引委員会は来週にも勧告を行い、再発防止を求めることにしています。
スニックは、「中小企業庁の調査を受け、調査には全面的に協力してきた。詳細についてのコメントは差し控えさせていただきたい」としています。