宮城県気仙沼市の漁港近くで2日、転覆した漁船に乗っていた70代男性が死亡したことが分かった。気仙沼海上保安署が明らかにした。

気仙沼海上保安署によると、2日午前8時20分ごろ、気仙沼市本吉町小金沢の赤牛漁港付近で「漁船が転覆した」と消防に通報があった。

漁船には2人が乗っており、70代男性の行方が一時不明となったが、消防のダイバーが午前10時17分に救助。しかし、心肺停止の状態で病院に搬送され、約40分後に死亡が確認された。
もう一人の50代男性は自力で陸に上がり、命に別条はないという。

当時、周辺海域は北東の風約4メートル、波高1.5メートルと、やや荒れた状況だった。2人はタコ漁をしていたとみられ、海保が事故の経緯を調べている。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。