南アルプス仙丈ケ岳で東京都の男性が疲労で動けなくなり、12月2日午前9時半前に警察のヘリコプターで救助されました。
救助されたのは東京都文京区の40歳の男性です。
警察によりますと、1日午後5時半ごろ、男性から警察に「疲労していてビバークする場所はないか」などと電話がありました。その後、2日午前4時すぎ、男性は「動けなくなった」と警察に救助要請。南アルプス仙丈ヶ岳地蔵尾根コースの登山道(標高約2500メートル)にいた男性を午前9時半前に山梨県警のヘリで救助したということです。
男性は長野県伊那市内の病院に搬送されましたが、大きなけがはなく、会話もできる状態だということです。
男性は単独で11月30日に柏木登山口から入山し、12月2日までの2泊3日予定で登山をしていたということです。
警察によりますと、登山道は約20センチの雪が積もっていて、男性の体力が奪われたとみています。