武雄市で江戸時代に作られていた陶器「古武雄」と青磁の人間国宝中島宏さんの作品を楽しめる企画展が開かれています。
江戸時代、旧武雄領を中心に生産された陶器「古武雄」
武雄市の陽光美術館では古武雄17点と、武雄市の陶芸家で2018年に亡くなった青磁の人間国宝中島宏さんの作品14点を同時に楽しめる企画展が開かれています。
古武雄はやきものに「白化粧」を施すことで真っ白なキャンバスを作りその上に鉄や銅の絵の具でダイナミックな文様が描かれます。
現代アートに通じる斬新さが特徴で「江戸のモダニズム」とも呼ばれます。
こちらの甕は鉄の褐色で輪郭を描きその中を銅の緑色で塗り込んでいます。
一方、中島宏さんの作品は青磁の中でも独創的な形状や装飾が特徴です。
この企画展は12月8日まで開かれています。