日銀の植田総裁の発言をきっかけに、12月に日銀が開く会合での利上げを織り込む動きが強まっています。
長期金利は一時、約17年半ぶりの高い水準をつけました。
植田総裁は1日、金融政策を決める12月の会合を巡り、「利上げの是非について適切に判断したい」と述べました。
金融市場では日銀が利上げに動くとの観測が強まり、円相場は一時154円67銭まで上昇しました。
一方、長期金利は2日午前、指標となる10年物国債利回りが一時1.880%と、約17年半ぶりの高い水準をつけています。
市場関係者は「日銀は、会合まで2週間余りの経済情勢を注意深く判断することになる」と話しています。
円相場は午前11時半現在、円高が一服し、1ドル=155円台後半で取引されています。