長崎県内各地で、J1昇格を祝う喜びの声にあふれました。

県全体への経済波及効果やにぎわいの創出にも期待が寄せられています。

浜町アーケードには、J1昇格を祝う看板が掲げられました。

サポーター
「超感動した。1年間応援してきた集大成がきのうだったので超うれしい」

「勝ってほしかったけど、引き分けでも(J1に)行けたのですごい。おめでとうございます」

J1昇格を受け、長崎市内の大型商業施設ではセールが11月30日から同時スタートしました。(みらい長崎ココウォーク・アミュプラザ長崎・ゆめタウン夢彩都・浜屋百貨店)

浜屋百貨店では開店前から買い物客の列、J1にちなんで1000円など「1」が付く値段の商品や県産米などが販売されました。

また、大村市の中華料理店ではこんな取り組みも…。

「協和飯店」ではいつもは1090円で提供しているちゃんぽんを、30日から2日までの3日間は1日160杯を無料でふるまっています。
 
1日も開店前から長い列。

午前の部は約40分で終了しました。

協和飯店 浅野 慎太郎 代表
「大赤字です(総額)54万円だった計算したら」「県民にとって活躍が明るいニュースだったので、少しでも後押しと一緒に祝福したい気持ちと勢いでした」「色んなおいしいお店あるから食べ歩きして、長崎のちゃんぽんを堪能してもらえたらめちゃくちゃ嬉しい」
 

来シーズンは国内最高峰J1での戦いになるV・ファーレン。

専門家も経済効果に期待しています。

長崎大学経済学部 山口 純哉 准教授
「(チームの)知名度が上がるし、観客動員も増える」「外から来た人が(長崎スタジアムシティの)周りを回遊してくれる。今までになかった人々の行動や消費行動、経済効果があるのは間違いない」

効果をさらに高めるには、観光客の属性や回遊ルートなど地域全体を俯瞰した分析が
必要としたうえで、今後はV・ファーレンだけに頼らず、市民も主役となって長崎の町を盛り上げる雰囲気を作ってほしいと提言しています。

8年ぶりのJ1昇格は、県内の経済を盛り上げる希望のひとつとしても注目されます。

テレビ長崎
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