30日は日曜日でしたが、鹿児島市では子供たちが学ぶイベントが各地で開催されました。

小学生は命を救う仕事について、そして中高校生たちは理系の世界について見識を深めました。

鹿児島市の桜丘東小学校で行われたイベント、PTAのバザーと校区の文化祭をあわせた、桜丘東フェスタです。

その一角で行われていたのが、、、

「おおむねOKです!」

鹿児島大学病院による職業体験です。

医療の世界に興味を持ってもらおうと、医師や看護師、医学部の学生などが子どもたちに心臓マッサージやAEDの使い方をレクチャーします。

そして、人形を相手に実践です。

「頑張れ!あと一息!」

子供たちは命を守るために必要な心肺蘇生を楽しみながら学んでいました。

小学4年生
「難しかった。今後倒れている人がいたら心臓マッサージを頑張ってみたい」

小学5年生
「(人形は)固かった」
「手が痛かった」
「楽しかった」
「(AEDなどを)怖がらずに使えたらいいなと思った」
「(将来の夢は)看護師。人を助けたいから」

鹿児島大学病院・佐潟芳久さん
「積極的にやってくれたのですごくうれしかった。命の大切さを学んでもらえたら」


一方、鹿児島大学の郡元キャンパスで開かれたのは「女子中高生のための未来ワークショップ」。

理工系の進路を考えるきっかけ作りにと、離島を含む県内各地から生徒43人が参加しました。

中俣美咲気象予報士
「グループに分かれて実験タイムが始まりました。専門的な内容に生徒たちは夢中になっています」

顕微鏡を使って細胞を観察したり、血圧について学んだり。

こちらの超音波を使った実験ではアルミホイルを水に浸すと…ボロボロに!

金属の違いによって色が変わる、炎色反応の実験グループでは…

参加者
「緑、緑」
「光だからさ、全部合わさったら(混ぜたら)白になるのかな」

生徒たちの想像も膨らみます。

主催者の大人たち
「楽しいですよ」
「もう一回学生やりたい…(笑)」

主催者の大人たちも夢中。

先輩や研究者と気軽に話せる座談会も開かれ、参加した生徒たちは理工系の世界に魅力を感じているようでした。

奄美大島から参加した生徒
「知らないことを先に知ることができて、化学は面白いなぁと思ったり、興味が湧いた」

参加した生徒
「将来の夢はまだ決まっていなくて、あまり自信がなかったが(将来の選択肢が)広がりそう」

国際ソロプチミストオンライン鹿児島・梅北奈鼓会長
「女性の理工系の進学率低下が鹿児島だけではなく、全国的な傾向にある。こういう機会を通して(生徒たちが)新しい自分見つけ、自分探しの旅ができれば」

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。