松江市の中国電力・島根原子力発電所の2号機が「再稼働」してから12月で丸1年となります。
これに合わせて、12月1日に発電設備の状況などが報道関係者に向けて公開されました。

島根原発2号機は2024年12月7日に約13年ぶりに原子炉を起動、12月23日に発送電を再開し、2025年1月に営業運転を再開しました。

再稼働から1年を迎えるのに合わせて、2号機の建物内部にある原子炉に水を送るポンプを係員が目で見たり、配管などの音を聞いたりして点検する様子や発電機やタービン、燃料プールなどが報道関係者に公開されました。

島根原発では2号機の再稼働後、2025年2月に原子炉格納容器内を監視するモニターの一部に不具合が発生したほか、10月には新たに搬入された輸送容器をクレーンで立てる作業中、容器内の核燃料2体が床に倒れ男性作業員がケガをする事故などが発生しています。

島根原子力発電所・阿川一美所長:
大きなトラブルはなかったと考えている。ただ、皆さんの心配をさせるようなことが発生したということがあるので、再発防止対策をしっかりとり、これからも引き続き協力会社と安全、安定運転に務めていきたい。

島根原発2号機では再稼働後初めての定期検査が2026年2月に行われることになっています。

TSKさんいん中央テレビ
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