“昭和100年”だった2025年もあとひと月あまり。

「イット!」では数々の昭和の名残を伝えてきましたが、今回は今も昭和暮らしにこだわる人物を紹介します。

埼玉・東松山市にあるレトロな雰囲気を残す昭和ハウス。

この家では、昭和愛好家・平山雄さん(57)が暮らしています。
玄関には、昭和30年代から40年代半ばにかけ流行した人形や、黒電話など懐かしい品々が並びます。

昭和世代にはおなじみの“玉のれん”をくぐると洋間があり、あのころの空気を感じる空間が広がります。

昭和40年代のレコードプレーヤー。
LP盤と呼ばれたレコードに針を落とすと、あたたかさを感じる音が流れました。

昭和30年代の脚がついたブラウン管テレビもありました。

今のテレビはほとんど見ないという平山さん。
代わりに録画しておいた昭和のテレビ番組を楽しんでいます。

東海道新幹線の開業や日本で初めての万国博覧会など、昭和30年代から40年代の高度成長期。
その時代に魅せられた平山さんは、築50年以上の住宅をリフォームせず“昭和ぐらし”を続けています。

昭和愛好家・平山雄さん:
実際、不便だと感じたことは全くない。若い人にも“落ち着く”と言われたことがある。20代の女の子とか。

平山さんは、昭和の風景を求めて全国2300カ所以上を訪問し、その記録を1冊の本にまとめました。
中でもお気に入りは、埼玉・長瀞町にある昭和36年開業の宝登山ロープウェイ。

平山さんは「当時の昭和30年代の雰囲気そのまま」だと語りました。

12月には昭和時代の広告や風景、電化製品などのカタログをまとめた最新刊も出版予定です。

昭和愛好家・平山雄さん:
世の中の半分ぐらいがもう昭和を体験していない。僕らぐらいの世代じゃないと昭和を伝えられなくなってくる。

記憶を未来につなげたい。
平山さんの昭和を愛する旅はまだ終わりません。