兵庫県の斎藤元彦知事は28日の会見で、関西学院大学で行ったオンライン形式の講演について、「実施できてよかった」と意義を強調しました。
斎藤知事の講演は27日、関西学院大学「西宮上ヶ原キャンパス」で対面形式で行う予定でしたが、デモ活動を懸念した大学側が「西宮北口キャンパス」に斎藤知事を招いて、約350人の学生とオンラインで結んで行われました。
斎藤知事は講演について、「特に、若者・Z世代応援パッケージや、防災・減災対策を中心に県政の講演をした」、と説明しました。
また、約10人の学生とは直接会ったことを明かし、「京都などと広域での観光誘客の連携や、卒業後の県内定着について奨学金返済支援制度の拡充などの提案があった」として、実際の政策編成過程で議論する考えを示しました。
一方、講演会を企画した法学部の担当教授は、斎藤知事の総務省時代の後輩にあたり、複数の学生への取材で、「関係ないことを聞かないように」などと指示があったことが分かっています。
記者団にこの点を問われると、斎藤知事は「コメントできない」などと答えました。
【記者】「教授の『忖度』のような指示をどう考えますか」
【斎藤知事】「それは詳細を承知してませんのでコメントできません。大学側から自治体の政策の現状を学ばせたいという依頼があったので、お伺いして意見交換をさせていただいたということです」
【記者】「詳細をご説明してお答えいただこうと思ったのですが。学生との交流の場で、質問内容を制限することは、良いことですか、悪いことですか」
【斎藤知事】「今回については、自治体の政策の現状を学ばせたいというご依頼をいただいて、出席をして意見交換をしたということです」
このほか、大学の法学部長による「知事のパフォーマンスに利用されているようで不愉快」との投稿の受け止めを尋ねられると、斎藤知事は、「内容を承知していない。
大学側からご依頼を受けて出席し、大変有意義な意見交換をさせていただいた」と、繰り返しました。