冬の足音が大きくなってきた山陰地方。
今が盛りと各地を彩る紅葉もクライマックスを迎え、今シーズンを締めくくる最後の輝きを放っています。
ここ島根県松江市の由志園では、園内に植えられた約300本の紅葉の木が、赤や黄色、オレンジ色に染まり観光客を迎えています。
園内には平日でも国内はもとより海外からの観光客も多く訪れ、日差しに輝く艶やかな紅葉を楽しんでいました。
園内では、散りゆく落ち葉も重なり合い、この時期ならではの柔らかな風景を描いていました。
由志園営業企画部・大谷俊樹課長:
散り始めの部分もありますが、まだまだ紅葉楽しんでいただけるので、ぜひお越しいただき楽しんで頂けたらと思います。
由志園の紅葉は、12月初旬までは楽しめるということで、12月1日からはクリスマス仕様のイルミネーションも始まるということです。
一方、大田市にある二つの寺院では、ともに大イチョウの木が黄金色に染まりクライマックスの輝きを放っています。
大田市三瓶町の浄善寺では、樹齢600年以上とされ高さ約30メートル、幹回りが9メートルもある大イチョウの木が今が見ごろのピークを迎えています。
県内外から観光客や地元の老人ホームのお年寄りたちが訪れ、紅葉狩りを楽しんでいました。
また浄善寺から2キロほど離れた、同じ三瓶町の徳善寺でも大イチョウが寺の境内を黄金色に染めています。
そして大イチョウの幹のそばには、寺自作の人形や案山子が飾られ来客者を楽しませています。
この大田市の2つの寺院では、12月上旬までは大イチョウの輝きを楽しめるということです。