気象台の方が取り出したのは白い紙を貼ったダンボール。

実はこちら、「積雪計」の点検道具なんです。

筒状の部分から出るレーザーを利用して、積もった雪の深さを計ります。

白い紙は雪の表面の代わりとして使っていたんですね。

しっかりと水平をとったら・・・

鹿児島地方気象台・長尾春政さん
「次は高さをとる」

気象台職員
「61.5(cm)」

実際に計った値と積雪計で出た値が一致するのか、中にいる職員と電話で確認します。

これで点検終了!かと思いきや・・・

積雪計に近づく職員の長尾さん。

これは一体?

鹿児島地方気象台・深堀英俊さん
「人が接近したときに、レーザーが切れるか稼働状況を確認」

2つ並んだ筒の一つは、人体検知器になっていてこちらのチェックもバッチリでした。

気になったダンボールについて聞いてみました。

中俣美咲気象予報士
「色々工夫して気象台の方もお仕事されるんですね」

鹿児島地方気象台
「そんなに、ハイ。すごい物ではございませんが…」

中俣予報士
「手作り感があってほっこりしました」

雪が降らない時期は観測をしないので、使うのは半年ぶりだったそうです。毎年、この時期に点検を行っているということでした。

鹿児島テレビ
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