『食のみやこ』の取り組みを進める熊本県が、飲食店を対象にした黒毛和牛の産地見学会を開きました。
生産の現場を実際に見ることで県産食材の魅力の再発見につながったようです。
宇城市豊野町の杉本本店で行われた黒毛和牛の産地見学会には、県内の飲食店から11人が参加しました。
参加者は杉本本店の自社ブランド『黒樺牛』について、親子で飼育し母乳で育てるなどの取り組みを映像で学んだ後、相良村の育成牧場から移された牛を見学。
そして衛生管理が徹底された加工場で枝肉を部位ごとに分ける様子を、興味津々の様子で見学していました。
最後はリブロースの試食です。
私も試食させていただきました。
【中原理菜キャスター】
「やわらかく、脂に甘みがある。生産や加工のこだわりを見て食べると、さらにおいしい」
【参加した飲食店関係者】
「ぜひ使って、トマトとか合わせて頑張ってメニュー化したい」
「実際に見ることでお客さんにも、どんなところにこだわっているか伝えられる。来てよかった」
【熊本県 流通アグリビジネス課 甲斐久美子課長】
「飲食店の方から消費者に食材の魅力を伝え、県民が〈熊本の食材はすばらしい〉と再認識していただき誇りをもっていただけるといい」
熊本県は、今後も飲食店と生産者をつなぐ取り組みを進めるとしています。
県によりますと、生産者と飲食店の交流の機会はこれまであまりなかったということで、今後も県産食材を使ったメニューや商品開発の後押しをしたいとしています。