病気などで入院中や通院中の子どもたちに、最新のデジタル技術を使ってバーチャルで海の世界を体験してもらおうというイベントが11月27日、出雲市の島根大学医学部で開かれました。

福島睦アナウンサー:
「体育館に現れた大きなドーム。中に入ると、まるで海中にいるかのような気分を味わえます」

島大医学部キャンパスで行われた海中体験イベント。
参加したのは、附属病院に入院・通院している子どもたち15人程です。
子どもたちは空気で膨らむエアドームに入り、360度に広がる海の世界を楽しみました。

ジンベエザメ・ブッチくん:
「やまとくんこんにちは~」
「うわー、やまとくん元気だね」

案内役のジンベエザメの声は、東京を拠点に活動するお笑い芸人・グッド良平さん。
リモートで、リアルタイムの音声で子どもたちと交流し、海の生き物や環境問題について紹介しました。

このイベントは日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で6年前から行われていて、2025年度は新たに開発された360度映像のドームも活用して、全国10か所を巡回するということです。

「実際に海の中に入ったような感覚になって、普段あまり魚について触れる機会がないので、この機会を通して魚について少し興味を持ちました」

ドームのほかにも、特殊印刷技術を活用し魚の鱗の模様などを再現したブースや、VRゴーグルを使い海の中に没入できるコーナーなども設けられています。

子ども:
「サメとかいっぱいいた。たのしかった」

バーチャルオーシャンプロジェクト・川坂勇太プロデューサー:
「こんな海の一面があったんだと気付いていただき、海に興味をもつ第一歩、きっかけになってくれたら嬉しいなと思います」

このイベント、28日からはしまね海洋館アクアスで開かれることになっていて、誰でも参加できるということです。

TSKさんいん中央テレビ
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