秋田市が4つの公共施設を廃止する意向を示していることを受け25日、利用者などが市に施設の存続を求める陳情書を提出しました。
秋田市は財源確保のための見直しにより、八橋・飯島・大森山地区にある「老人いこいの家」と「雄和ふれあいプラザ」の4つの公共施設を2025年度で廃止する方針です。
これを受け、施設の利用者などでつくる団体は25日、施設の存続を求める1540の署名と陳情書を市に提出しました。
老人いこいの家・雄和ふれあいプラザの存続を求める会代表 高田博さん:
「急に廃止の話が出てきた。利用者にも10月になってから説明するとのことだった。市民に対しての通告はなかったというのが実態」
団体は「利用者が減少しているのは、市が空調設備や入浴設備などの修繕を行わないため」と指摘した上で、修繕を含む設備の充実と施設の存続を訴えました。
老人いこいの家・雄和ふれあいプラザの存続を求める会 加賀谷俊悦さん:
「施設は日常的にパッと行ける場所。ちょっと立ち寄れる場所。予約なしで行ける場所というようなお年寄りの居場所になっている」
市は、2026年の2月市議会に施設を廃止する条例案を提出する予定です。