相次ぐクマの出没を受け、宮城県気仙沼市では、11月27日から、要望のあった住宅などで果樹の伐採を始めました。
27日は市の委託を受けた業者が、クマの出没が確認されている地区で、柿の木など4本の樹木を伐採しました。
気仙沼市では、クマの出没が続いていることから、管理や伐採が困難な樹木について、27日から所有者の申し出があった場所で無償で伐採を行います。
市によりますと、11月20日から受け付けを始め、26日までに数にして560本の伐採依頼があったということです。
伐採を依頼した人
「学校も近いので、子供たちのことを考えると、出没を心配していた」
気仙沼市農林課 佐藤克美課長
「柿の木や栗の木は個人の財産なので、市に伐採してほしいではなく、家族で検討してもらい市に相談してほしい」
気仙沼市内で今年度に寄せられたクマの目撃情報は26日までに43件で、すでに前の年度の総数の29件を上回っています。