「全力応援!富山のアスリート!」と題して、今後の活躍が楽しみな富山のアスリートを紹介します。

南砺市福光に卓球の国際大会で優勝した小学6年生がいます。

将来の夢はオリンピックで金メダル!そんな天才卓球少年の強さの秘密とは・・取材しました。

南砺市の卓球クラブ「STライトニング」。高校生までの29人が所属しています。

その中で一際、鋭いショットを放っているのが柴田優星さん。福光東部小学校の6年生です。

2歳から卓球をはじめた柴田さんは、今年3月に全国のクラブから78人が参加した小学5年生以下のホープス日本代表選考会で見事初優勝。

さらに、8月には世界中からジュニアのトップ選手が集まる国際大会を初めて制しました。

*柴田優星さん
「(対戦相手に)打たれるのが嫌で自分から主体となって打っていたいタイプ。競った試合展開のときに先に打ちたいと思う」

そんな優星さんのコーチを務めるのは父の柴田篤志さん。

学生時代、富山県代表として国体に出場した実力者です。

高校生とも互角以上の対戦になってしまう優星さんに篤志さんがつきっきりで指導しています。

*父親 柴田篤志さん
「(優星の)攻撃力はそれなりに同年代のなかではかなり上のレベルにあると思うけど守備力と卓球台のなかでする『台上プレー』のレベルを上げていきたいと思う」

優星さんは4人兄弟の3男。長男は強豪校で活躍、次男は年代別の日本代表に選ばれるまさに卓球一家。指導にも熱が入ります。

*父親 柴田篤志さん
「今日はまだカメラが回っているのでやさしいほう。求めているところがかなり上なので言わないと通じない。他人だったら通じると思うが親子なんでどうしても厳しい言葉になってしまう」

今年、国際大会への出場が続く優星さんが今目標にしているのが、今月の「東アジアホープス大会」

「超攻撃型のスタイル」で国内では敵なしですが、世界を相手に戦っていくには、苦手な「守備」の強化が欠かせません。

この日は、中国の強敵を想定。

バックスピンをかけてしつこくラリーに持ち込んでくるカットマン対策の 練習に取り組んでいました。

日本卓球界の次代を担うホープとして期待を背負う小学6年生。

その目は、すでに世界のトップを見つめています。

*柴田優星さん
「(世界の選手との試合は)攻めているだけじゃダメなんでコース取りを考えながら試合している。卓球があったから、いまの自分の立場があるので卓球はすごく大切な存在。(夢は)オリンピックで金メダルを獲りたい」

*代表
「優星。東アジアホープス卓球大会!」

*全員
「がんばれ!」

*柴田優星さん
「がんばります」

ご両親が運営する卓球クラブで練習している優星さんですが、普段は午後4時ごろに帰宅して10時30分ぐらいまで練習する卓球漬けの毎日だそうです。

集中力がすごいですね、好きなものに打ち込める両親のバックアップあってですよね

上海で行われる『東アジアホープス卓球大会』は27日から開幕し、柴田優星さんは個人と団体に出場するそうです。

富山テレビ
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