地方の中小企業の事業戦略をテーマにしたセミナーが、島根県松江市で開かれました。
このセミナーは、山陰の若手経営者などでつくる「雲州志士会」が企業経営のヒントにしてもらおうと、毎年開いています。
松江市の島根県立美術館で開かれたセミナーでは、マッチングアプリの運営などを手がける東京のエニトグループの野辺一也CEOが、『中小企業が行うべき事業戦略の思考』と題し、講演しました。
エニトグループ・野辺一也CEO:
創業者が何を大事にしていたのか、想いを明文化していって属人性をなくさないといけない。新しい視点を常に入れていけるところにチャンスがあると思っています。
ローソンやメルカリなどの大手企業の役員を歴任した経験をもとに、『大きな世界観を持って、自分なりに外れてもいいしハッタリでもいいし、やることが大切』だと話しました。
このあと、雲州志士会の田部長右衛門会長を進行役に、野辺CEOなど経営者6人が、これからの地方の中小企業について意見を出し合いました。
会場には、雲州志士会のメンバーなど約120人が集まり、自らの会社経営に活かせそうな提言に耳を傾けていました。