松江市の島根県消防学校で11月25日に卒業式が行われ、新人消防士が訓練の成果を披露、消防の最前線に立つ決意を新たにしました。
松江市の島根県消防学校で25日、卒業式を前にこの春採用された36人の新人消防士が8か月間の訓練の成果を披露しました。
交通事故を想定した訓練では、指揮隊長の指示のもと、素早い動きでけが人の救助、搬送にあたります。
また、約30メートルの高さからロープを使って建物の壁を降りる降下訓練や、ロープを伝って建物から建物へ渡る「渡過訓練」を披露しました。
松江市消防本部総代・藤原大二朗さん:
(これまでの訓練は)筋トレも含め、身体的にも精神的にもしんどい部分もありましたが、その中で自分の消防士としての自覚を芽生えさせるため、一生懸命やってこられてよかったと思います。
このあと、卒業式では梶谷副校長が激励の言葉を贈り、これに対して卒業生代表が消防の最前線に立つ決意を示しました。
松江市消防本部総代・藤原大二朗さん:
配属先は違っても同じ仲間として常に誇りを持ち続けたいと思います。
卒業生は、それぞれ所属する県内9つの消防本部で、新人消防士としてまちの安全を守ります。