鳥取県のブランド和牛が球界進出です。
倉吉市の企業が「鳥取和牛」の皮を使った野球用のグラブを発売することになりました。
鳥取砂丘をイメージした“キャメルカラー”のグローブに、“松葉がにカラー”のキャッチャーミット。
ブランド名は「T-Wings(ティーウイングス)」。
倉吉市の企業が開発した野球用のグラブ。
素材には、鳥取県のブランド牛「鳥取和牛」の皮が使われています。
つなぐ株式会社・松尾洋平社長;
鳥取和牛のグローブを高校生が使って甲子園で活躍する、そして果てはメジャーリーグで使っていただければ、鳥取和牛のブランド力も高まっていくのでは。
開発・製造を手がける倉吉市の企業「つなぐ」の松尾社長と、グラブの技術アドバイザーに就任した鳥取市出身の元プロ野球選手、川口和久さんが平井知事に新たな硬式野球グラブのブランド「T-Wings」の立ち上げを報告しました。
鳥取県・平井知事:
我々、肉は使ったり内臓もホルモンとして活用してきたが、皮の処理はなかなかないところだった。ぜひこのプロジェクトを鳥取県も全面的に応援させていただきたい。
野球を通じて鳥取をPRしたいという想いも込められたこのグラブ。
鳥取を連想させる砂丘キャメル、和牛ブラック、松葉オレンジの3色をラインナップ。
すでに作られている島根和牛の革を使ったグラブを手がけた業者とも協力、滑らかな質感で手に馴染みやすい鳥取和牛の特徴を生かしながら軽さなど機能性も追求しました。
グラブ技術アドバイザー・川口和久さん:
(グローブを触りながら)ここに砂丘って文字をいれてほしかったね。
プロ選手として、グラブは命の次に大事だという川口さんも満足の仕上がりです。
つなぐ株式会社・松尾洋平社長:
ようやくここまで来た。スタートできるなという思いがすごく強いです。鳥取県の高校球児が使っていただいて鳥取愛、地元愛、オラが町のグラブということを意識してもらいながら使っていただけたら、自分たちは幸せです。
鳥取和牛でグルメとグラブの二刀流。
鳥取和牛のグラブは11月21日からECサイト「倉吉市場」で販売、今後、川口さんからアドバイスを受けながらグラブの形をさらに調整し、高校球児を中心に鳥取和牛グラブを広めていきたいとしています。