聴覚障害者のオリンピック『東京デフリンピック』、山陰勢の入賞ラッシュが続きました。
卓球女子団体では益田市の明誠高校2年・山田萌心選手が日本の銀メダルに貢献。
陸上でも男子5000メートルで、鳥取県伯耆町出身の佐々木昴選手が粘りの走りを見せ5位入賞を果たしました。
卓球女子団体、日本は11月24日夜、決勝リーグで金メダルをかけた中国戦に臨みました。
この大一番、第1試合を任されたの山田選手が、スン・ボヤオ選手と対戦。
相手は、今大会、シングルスと女子ダブルスの金メダリスト。
山田選手は第1、第2ゲームを落とします。
しかし、会場から“萌心コール”!
これに応えるように、山田選手は第3、第4ゲームを連取、勝負は最終ゲームにもつれ込みました。
このゲームもリードを許す展開でしたが、懸命に相手に食らいつきます。
しかし、ゲームカウント2対3で第1試合を落としました。
日本は続く2人の選手も勝利を挙げることができず中国に敗れ、銀メダルとなりました。
それでも日本は2大会連続の銀メダル、山田選手も大きく貢献しました。
一方、陸上男子5000メートル決勝には、伯耆町出身、広島経済大学3年の佐々木昴選手が出場しました。
ケニア勢3人が序盤からハイペースでレースを引っ張る中、佐々木選手は第2集団の先頭につけ、入賞圏内。
苦しい表情を見せながらも粘りの力走で、5位入賞を果たしました。
山陰勢も躍動した東京デフリンピックは26日に閉会式、フィナーレを迎えます。