地元の水利組合の積立金などを着服したとして、業務上横領の罪に問われている鳥取県伯耆町の元町議会議員に対する裁判の初公判が21日開かれ、被告は起訴内容を認めました。
起訴内容を認めたのは、元伯耆町議の片岡千明被告72歳です。
起訴状によると片岡被告は、令和2年3月までに役員を務めていた地元の用水路を管理する水利組合の積立金と、溝口地区の自治会組織の活動費、合わせて約289万円を着服していたとして、業務上横領の罪に問われています。

初公判で片岡被告は「全て間違いありません」と起訴内容を認め「お騒がせして申し訳ない」と謝罪しました。

検察は「自身が経営する会社の運転資金などを得るため犯行に及んでいるが、資金獲得の目的で競馬にも使うなど犯行は悪質」などとして、懲役2年6か月を求刑しました。

これに対し弁護側は、被告が既に弁済を始めているなどとして、情状酌量を求めました。
判決公判は12月5日の予定です。

TSKさんいん中央テレビ
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