岩手県奥州市で半導体製造機器を生産している「東京エレクトロン」の新しい工場が完成し、11月21日に竣工式が行われました。
新たに奥州市に完成したのは「東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ」の生産物流センターです。
21日は両角友一朗社長のほか、関連企業の関係者など約120人が出席して竣工式が行われ、生産物流センターの完成を祝いました。
完成した生産物流センターは鉄骨造りの4階建て、延べ床面積が約5万8000平方メートルで、主力製品である半導体製造機器の生産と物流倉庫の機能を兼ね備えているのが特徴です。
生産エリアの拡大と効率化により市内にある東北事業所の生産量は、これまでの1.5倍に増える見込みです。
さらに将来的にはロボットの導入によって倉庫機能の自動化も目指すということです。
東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ 両角友一朗社長
「岩手で作った半導体製造装置を世界で動かすというコンセプトは昔から変わっていないので、それを前に進めていきたい」
生産物流センターは「東京エレクトロングループ」としても初となる施設で、2026年4月に本格稼働する予定です。