富山市で80代の女性が警察官などを名乗る男におよそ6800万円を騙し取られる被害に遭いました。
今年4月、女性の携帯電話に保険局を名乗る男から「宮城県の病院で睡眠薬があなたに処方されている」と連絡がありました。
その後、宮城県警の警察官を名乗る男とLINEでやり取りし「捜査に協力すれば財産の差し押さえを避けられる」などと言われ、女性は指示通りに複数のネットバンキング口座を開設。
5月から6月にかけて7回にわたり合わせて6780万円を振り込みました。
男からの返信が遅くなり不審に思った女性が警察に相談したところ、詐欺被害と分かりました。
警察は「警察官を名乗る電話があれば一度電話を切り、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。また「警察がLINEなどのSNSで連絡することはない」としています。