会社の保管施設に、アスベストを含む建築廃材を放置し、対策を求めた市の命令に応じなかったとして、産廃業者の社長が書類送検されました。
書類送検されたのは、名古屋市港区に本社がある産廃の収集運搬会社「サーライン」とその社長の男性(72)で、愛知県一宮市の保管施設にアスベストを含む建築廃材を放置したまま、対策を求めた市の命令に対応しなかった疑いが持たれています。
市は今年4月、業者に対してアスベストの飛散防止を求める措置命令を出しましたが、改善が見られないことから刑事告発し、警察が調べていました。
社長の男性は「シートをかける金がなかった」などと容疑を認めていて、市は健康被害を防ぐため、行政代執行により建築廃材にシートを被せる対応をしています。