中国の衣料通販大手「SHEIN」について、フランスの地方都市で予定されていた常設店舗のオープンが延期されました。
「SHEIN」は5日、パリの老舗百貨店にその場で服を買うことができる世界初の常設店舗をオープンしました。
これに続いて、フランスの地方都市でも5つの常設店舗を18日から12月にかけてオープンする予定でしたが、店舗が入る百貨店のオーナーが地元テレビに出演し「オープンを数日から数週間延期する」と発表しました。
店舗の規模が来店者数に見合っているかを確認し、商品管理や店舗運営の体制について「SHEIN」側と協議を続けていることが延期の理由だとしています。
SHEINをめぐっては、サイト上で子どもの姿をした「ラブドール」とよばれる成人向けの玩具を販売していたことが発覚し、パリ検察庁が捜査を開始したほか、環境への影響や低賃金など労働者の待遇についても批判が高まっています。