ロシアメディアは14日、西部クルスク州に派遣された北朝鮮兵士が地雷除去の任務にあたる様子などを公開しました。
公開された映像では、兵士たちが北朝鮮の旗に敬意を示し、軍用車両の荷台で歌を歌いながら移動しているのが確認できます。
旗への敬意は、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の命令を遂行する覚悟を示すものとされ、歌には祖国や仲間への思いが込められているといいます。
地元メディアによりますと、北朝鮮兵はロシアで実務訓練を受け装備の扱い方を習得。
対人地雷の処理やドローン攻撃への警戒など、現場での任務に従事しています。
言葉の壁は活動の妨げになっておらず、ロシア兵も朝鮮語を覚えて連携しているということです。
地元メディアの取材に応じたロシア兵は、北朝鮮兵について「規律正しく機転が利く」と評価しました。
北朝鮮兵の派遣をめぐっては2025年6月、金正恩総書記がロシア領土の地雷除去やインフラ施設の再建のため6000人規模の追加派遣を決定していました。