参院予算委員会での答弁で「睡眠時間は2時間から4時間」と明かした高市首相に対し、立憲民主党の野田代表は14日、「短すぎる」と懸念し、セルフコントロールするよう求めた。
高市首相は13日、労働時間の規制緩和をめぐる参院予算委員会でのやりとりの中で、「私も今、睡眠時間はだいたい2時間から、長い日で4時間だ」と述べた。
野田氏は、かつて自らが千葉県議選に立候補した際、松下政経塾の後輩で選挙運動を手伝った高市氏について、「約40年ほど前、ガッツのある運動員だったが、変わらない。相変わらず頑張り屋だと思った」と評価しつつ、「一国の首相が睡眠2時間から4時間というのは短すぎる」と懸念を示した。
そして、安倍元首相に関する著作物に言及し、「第1次政権の時には、体調を崩されて一線を退かれた。第2次政権を作るにあたって、極めて近しい官邸官僚になる側近がメモを出している。『休む時には休む。セルフコントロールこそ大事だ』ということが書いてある」と述べたうえで、首相就任前の10月15日に高市氏と会談した際に「もう1回読んだ方がよいとアドバイスしておいた」と明かした。