EU=ヨーロッパ連合は13日、IT大手グーグルが一部のニュースサイトなどの検索結果を不当に低く表示している疑いがあるとして調査を開始したと発表しました。
EUのヨーロッパ委員会によると、グーグルが運営する検索サービスにおいて、企業と提携したニュース記事など商業的要素を含むコンテンツなどの検索結果の順位が不当に下げられている疑いがあるということです。
委員会はこの調査を1年以内に完了させることを目指していて、違反が確認された場合、グーグル親会社のアルファベットに対し世界年間売上高の最大10パーセントに相当する罰金を科すことが可能だということです。
EUのリベラ上級副委員長は「業界が厳しい状況にある中、メディアが重要な収益を失っていないか、またグーグルが法令を順守しているかを確認するため調査を行う」と述べています。