デフリンピックの大会運営拠点デフリンピックスクエアが15日から一般公開されます。
開会するデフリンピックの開会を15日に控える中、大会の運営拠点となるデフリンピックスクエアでは14日にオープニングセレモニーが開催されました。
東京・渋谷区にある国立オリンピック記念青少年総合センターに設置されたデフリンピックスクエアは、運営拠点であるとともに、デフスポーツの理解を深めるコンテンツや、ユニバーサルコミュニケーションの最先端技術などが楽しみながら学べるようにプログラムやブースが設置されています。
文化技術発信エリアでは、手話狂言やきこえない・きこえにくい子供たちによる舞台、文化体験エリアでは、茶道や着付けの体験など様々なユニバーサルコミュニケーションの最先端技術がブース展示されていて、柔道を音で感じながら観戦できるハップビートというツールなどが紹介されています。
デフリンピックスクエアで行われた第1回の記者会見では、国際ろう者スポーツ委員会のアダム・コーサ会長が、世界から81の国や地域が参加し、難民国である南スーダンや東ティモール、ラオスが今大会から初めて参加すると発表しました。
また、デフリンピック運営委員会の久松三二委員長は、「デフリンピックを契機に、子どもに夢を持ってもらいたい、そして、コミュニケーションのバリアフリーと共生社会がより充実していくことを願う」と述べました。