岩手県内に本社を置く3つの地方銀行の中間決算が出そろいました。
岩手銀行と東北銀行は増収増益、北日本銀行は増収減益となりました。
このうち岩手銀行は11月14日に会見を開き、岩山徹頭取が中間決算について説明しました。
それによりますと、経常収益は2024年の同じ時期と比べて36.4%増え、290億8000万円となりました。
要因は日銀の金利上昇などを受け貸出金の利息が増えたことによります。
また中間純利益も42億8300万円と2024年の同じ時期から24.4%増加しました。
人件費が増加したものの貸出金の利息などが増えたことが要因で、中間決算としては2期連続の増収増益です。
北日本銀行は貸出金の利息が増えたことなどにより、経常収益は2024年の同じ時期より15.3%増加し、130億6900万円となりました。
一方で法人税の経費が増えたことで、中間純利益は2024年の同じ時期より6.9%減少し、20億8700万円にとどまりました。
中間決算としては2期ぶりの増収減益です。
東北銀行は貸出金が増加したことなどによって貸出金の利息が増加し、経常収益は2024年の同じ時期から20%増え78億8800万円となりました。
中間純利益については、取り引き先の倒産に備えた与信費用の減少などにより、2024年の同じ時期より70.8%増え11億6200万円となりました。
中間決算としては4期ぶりの増収増益です。