今年7月、宮城県大崎市の路上で、高齢男性が暴行され車が奪われた事件で、仙台地検は強盗致傷の疑いで逮捕された男を、傷害の罪に切り替えて起訴しました。
傷害の罪で起訴されたのは、神奈川県厚木市の会社員、鎗田良平被告(38歳)です。
起訴状によりますと、鎗田被告は今年7月16日、大崎市内の路上で77歳の男性に暴行を加え、全治3カ月のけがを負わせたとされています。
鎗田被告は男性にけがをさせたうえ車を奪ったとして、強盗致傷の疑いで逮捕・送検され、地検が11月10日まで刑事責任能力を調べる鑑定留置を行っていました。
仙台地検は強盗罪を不起訴とした理由について、「捜査の結果、強盗罪ではなく窃盗罪であると認定したうえで、諸事情を踏まえ公訴を提起しない処分とした」とコメントしています。