11月15日は「七五三」です。宮城県内の神社ではお参りに訪れる家族連れの姿が見られました。「子供の成長が嬉しい」そんな温かい声があふれていました。
「お目目隠れちゃう、いいねいいね、あっ!お耳だ~」
青空に映える紅葉に包まれた境内。塩釜神社では毎年およそ2000件の七五三のお参りがあるということで、10月を過ぎると家族連れの姿が次第に増えていきます。
14日も、晴れ着や羽織袴姿の子供たちが次々と訪れ、境内は鮮やかな色に包まれていました。
3歳女の子の母
「ここまで健康に育ってくれて、晴れやかな着物着てうれしいです」
3歳女の子の父
「目に入れても痛くない」
5歳男の子の母「きょうの服どう?」
5歳男の子「かっこいい」
5歳男の子の父
「しっかりかっこよく育って、照れ屋だけどビシッときまっていて、格好良いと思う」
5歳男の子の母
「健康で元気に育ってくれるのが一番」
中には、思い出のこもった“特別な着物”を身に着けた子も。
6歳女の子
「ばあちゃんがつくってくれた」
この着物は、おばあさんのお母さん、つまり「ひいおばあさん」と、さらにそのお母さん「ひいひいおばあさん」が仕立てたもの。おばあさん自身が成人式と結婚式で袖を通し、それを孫のために仕立て直したそうです。
6歳女の子のおばあさん
「感無量、とてもうれしい」
Qおばあちゃんの着物はどう?
6歳女の子「うれしい」
孫の成長におじいちゃんも思わず…。
6歳女の子のおじいちゃん
「泣きたくなっちゃううれし泣き」
そして、境内でよく見かけたのがプロのカメラマンの姿。七五三では、撮影を依頼する家族も増えているそうです。
父親
「晴れ姿なので、プロに任せたいと思った」
プロのカメラマン
「身内でお互い撮影すると誰かしら映れない人が出てきてしまう。同行してずっと残しておきたい瞬間を写真に収めるのはうれしいこと」
境内は子供たちの健やかな成長を願う、家族の笑顔でいっぱいでした。