大分市の飲食店で食事をした客5人が腹痛などの症状を訴え、市が調査した結果、カンピロバクターによる食中毒だと断定しました。
市は店に対し、2日間の営業停止命令を出しました。
食中毒が発生したのは、大分市三ケ田町の飲食店「酉玄」(とりげん)です。
市によりますと、11月4日に店を訪れ、鶏刺しや鶏のたたきなどを食べた2グループの客5人(20代が4人と40代が1人)に腹痛や下痢、発熱などの症状が出たことが判明しました。
このうち2人からカンピロバクターが検出されたため、市は店が提供した食事が原因の食中毒だと断定しました。
市は店に対し、11月14日から2日間の営業停止命令を出しました。なお、店は11月10日から自主休業しているということです。
市はカンピロバクターによる食中毒の対策として、食肉の十分な加熱や手洗い、調理器具の洗浄や殺菌などを呼びかけています。