鹿児島県教育委員会は体罰や不適切な指導があったとして、2人の男性教師を減給や懲戒戒告の処分としました。
減給3カ月の処分となったのは、鹿児島地区の県立学校の55歳の男性教師です。
県教委によりますと、この教師は2023年12月、生徒1人に体罰を行ったほか、2024年9月には別の生徒の両肩をつかんでロッカーに押しつけ、怒鳴るなどしました。
さらに、2025年2月にも、同じ生徒の頭を手のひらで1回たたくなどしたということです。
また、懲戒戒告処分となった姶良・伊佐地区の小学校の64歳の男性教師は2025年1月、児童の胸ぐらをつかんで顔を1回たたいたということです。
2025年度の教職員の懲戒処分は11件で、2024年度の同じ時期より7件少なくなっていますが、県教育委員会は、「このような事案が起きたことは誠に遺憾。再発防止に向け、学校と連携して取り組みを徹底する」とコメントしています。