海洋ごみの問題を楽しく学ぶカードゲームを富山市の小学生が体験し、暮らしと環境とのつながりを改めて考える機会となっていました。
「ごみが一つ減りました」
「やりました」
富山市の山田小学校の3・4年生が夢中になっているのは海洋ごみ問題を考えるカードゲームです。
日本財団が推進する海洋ごみ対策のプロジェクト「チェンジ フォー ザ ブルー」の一環で開発された学習教材で、参加者に、ゲームを通して環境問題を考えてもらうことを狙いとしています。
カードには「マイバッグを使おう」など様々な行動が書かれていて、こどもたちは、経済活動と環境への影響とのバランスに頭を悩ませながら、ゲームを進めていきます。
*児童は
「市民意識は少なくなるかもしれないけどごみ少なくなるよ」
*児童は
「えーそうかな」
*児童は
「こっちはなんでごみ減らせると思ったの」
*児童は
「川の水がもっときれいになるかもしれないね」
*児童は
「オッケー、決まり」
海洋ゴミのなかでも特に問題とされるプラスチックごみは世界で年間1100万トンが海に流れ出ていると試算され、このまま対策をしなければ2050年にごみが魚の量よりも多くなるとの指摘もあります。
ゲームでは時には、ゴミがなかなか減らないジレンマもありこどもたちは海をきれいにすることを“自分ごと”として考えられる、“気づき”の場になっているようでした。
*児童は
「ごみをどうやって減らすとか考えるのが難しかった」
*児童は
「ごみを減らそうと思ったけれど逆にごみや汚れが増えたし、ごみを減らすは難しいと思った」
*児童は
「楽しいと難しいがごちゃごちゃ混ざりあった感じ。暮らしの環境とかは厳しいなと思った」