県内を地盤とする地銀3行の中間決算が出そろい、山形銀行・荘内銀行・きらやか銀行いずれも「増収増益」となった。日銀の政策金利の引上げによる貸出金利息の上昇が主な要因。
■山形銀行
一般企業の売り上げにあたる「経常収益」が263億円あまりで、前の年と比べ19.6%増えた。
日銀の政策金利の引上げによる「貸出金利息」の増加を主な要因としている。
また、経常収益から法人税などを差し引いた「中間純利益」は29億1200万円で、前の年から42%増え「増収増益」となった。
(山形銀行・佐藤英司頭取)
「金利のある世界が定着してきて、当行の収益環境も改善。営業・市場ともに計画に基づく取り組みを進めてきた成果が業績にも表れている」
■荘内銀行
「貸出金利息」の増加により「増収増益」。
「経常収益」が130億円あまりで前の年と比べ11%増え、「中間純利益」は11億7300万円で前の年に比べ倍増している。
■きらやか銀行
「貸出金利息」の増加により「増収増益」。
「経常収益」が95億円あまりで前の年に比べ7.7%増え、「中間純利益」は10億100万円で前の年に比べ3.1%増加した。