本格的な冬の訪れを前に、雪道で立ち往生してしまった車を移動させる訓練が大村市で行われました。

訓練は国土交通省九州地方整備局の長崎河川国道事務所が主催し、災害時に車の移動に協力する建設業など10社から約30人が参加しました。
 
県内での雪による車の立ち往生は、毎年12月から2月ごろにかけてが多く、2023年1月には諫早市の国道で車約200台が動けなくなった例もあります。
 
大雪で車が立ち往生し、緊急通行車両が通れない場合には災害対策基本法が適用され、道路管理者が移動を行います。
 
参加者はけん引の手順を確認したほか、ゴ―ジャッキと呼ばれる車輪がついた機具を使い、運転手不在でエンジンがかからない場合でも、車を移動させる方法を学びました。

長崎河川国道事務所 廣渡学 総括保全対策官
「橋などもアイスバーンになって車が動かなくなるので、少しの雪でも十分注意して運転してもらえたら」
 
長崎河川国道事務所は早めに冬タイヤなどを準備するよう呼びかけています。

テレビ長崎
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