鳥取県大山町で人工造雪機で積雪を再現し、雪による高速道路での大規模な渋滞に対応する訓練が行われました。
11月14日、大山町の駐車場に出現した「雪道」…幅3.5メートル、長さ40メートル。人工造雪機で積雪約10センチの状況を作りました。
ここで行われたのは、高速道路での大雪対応訓練。
雪道での車両のスタックも再現されました。
この訓練は、大雪による大規模な渋滞に迅速に対応しようと、NEXCO西日本が鳥取県内では初めて実施し、鳥取・岡山両県の自治体や警察など14の機関から約90人が参加しました。
訓練では、県との連携や通行止め措置などスタック発生直後の対応手順を確認。
また、渋滞中の車両からの避難誘導や食料の配布、トイレカーの配備など車に乗っている人の保護についても実地で体験しました。
ネクスコ西日本中国支社 保全サービス事業部・小林恒夫部長:
今回の訓練を生かすような形で速やかに対応して、社会的影響の最小限化を図っていきたいと考えています。冬タイヤなど冬用装備の早めのご準備を、本当によろしくお願いしたいと思います。
米子道では2025年2月、大型トラックのスタックをきっかけに約300台の車が巻き込まれる大規模な渋滞が発生していて、ネクスコはこうした訓練を生かし、これから迎える雪のシーズンに備えたいとしています。