山陰両県の地銀3行の2025年9月までの中間決算が発表されました。
金利の上昇などで貸出金の利息収入が増えたことなどから3行とも増収となりました。

このうち松江市に本店を置く山陰合同銀行の2025年4月から9月までの中間決算は、売り上げにあたる経常収益が760億円あまりと前年同期に比べ19.8%増加。
また税金を差し引いた最終的な利益・純利益も28.1%増の107億円あまりで、過去最高を更新し、増収増益となりました。
純利益が100億円を超えたの中間決算では初めてです。

また鳥取銀行も連結ベースの経常収益が、前年同期に比べ0.8%増加し、87億1300万円。
純利益も10.6%増え、7億8900万円で中間期としては5年連続の増収、2年ぶりの増益となりました。

2行とも貸出金が増加し、金利の上昇により貸出金の利息収入が増えたほか、保有する有価証券の配当金が増えたことが収益の押し上げにつながったとしています。

一方、島根銀行も14日に中間決算を発表。
経常収益は3.3%増え、53億8000万円、純利益は37%減少し3億1500万円で、5期連続の増収、3期ぶりの減益となりました。

減益について島根銀行は、ベースアップに伴う人件費とシステム更新に伴う経費増加が主な要因としています。

TSKさんいん中央テレビ
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