試合開始前、手話で国歌斉唱が行われた。
日本代表キャプテン・松元卓巳選手は「予想以上のたくさんの方が来ていただいて、この光景を見たかったんだなって感極まる部分はあったんですけど」と話す。
デフサッカー・男子日本代表は、開幕試合でオーストラリア代表と対戦。
デフサッカーは競技中の補聴器の使用が禁止で、選手たちはハンドサインやアイコンタクトで意思疎通を図る。音に頼らない分、駆け引きや連携が重要な“音のないサッカー”。しかしゴールが決まると…。前半21分の得点で大盛り上がり!スタンドからも『サインエール』で選手達を応援する。
キャプテン・松元選手は「見える応援っていうのも本当に大事なんだなっていうのは伝わってきたので、本当に大きなパワーをいただいてます」と話す。
後半にも得点を挙げ終始主導権を握った日本は、オーストラリアを相手に大量8点を奪い快勝。最後は観客とハイタッチを交わし、スタジアムには言語の壁を越えた一体感が生まれていた。
日本代表キャプテン・松元選手は「僕らがグラウンドでプレーしている姿を見せるというのは、誰かの夢だったり感動だったり勇気を与えられていると実感することができた。(優勝して)本当にみんなで笑って喜んでもらいたいなと思います」と次戦へ意欲を見せていた。
快勝で好スタートを切った日本代表。15日は女子代表がアメリカとの初戦に臨む。試合1時間前には、航空自衛隊によるブルーインパルスの展示飛行も行われる予定で盛り上がりそうだ。