先月、広島市西区の集合住宅に侵入し、住人のベトナム人女性を殺害した殺人の罪でベトナム国籍の女が起訴されました。
起訴内容などによりますと、広島市佐伯区のベトナム国籍の技能実習生、ディン・ティ・フォン被告（３２）は先月１５日、広島市西区中広町の集合住宅の部屋に玄関から侵入し、この部屋に住むべトナム国籍のグエン・トゥイ・ガーさん（３２）の頭などを硬いもので多数回、殴り、殺害した罪に問われています。
ディン被告は事件のあとに逃走していましたが、１０日後に逮捕。
警察は、ディン被告が、金品を奪おうと考えグエンさんの自宅に侵入し、殺害後に室内を物色したとして、強盗殺人の疑いで逮捕・送検していましたが、広島地検は、収集した証拠などから「強盗の事実を認定できなかった」ということです。
地検は、ディン被告の認否については「差し控える」としています。
