高校生バレーボーラーの大一番、「春の高校バレー」です。15日に行われる広島県予選の決勝戦を前に、女子の決勝進出チームを紹介します。
勝てば5年連続、14回目の全国出場となる進徳女子高校。
きのうは県予選決勝の舞台・広島グリーンアリーナで練習を行いました。
今年のチームは1年生から3年生まで選手層が厚く、指揮をとって20年の名将、小田雅志監督のもと、5連覇へ向け、あと1勝のところまで勝ち上がってきました。
【進徳女子キャプテン:大谷乃々香選手】
「進徳の武器はコンビバレーそれが中心のチームだと思っている」
そんな進徳女子の注目はエースの森田恵真。
去年の全国大会、2年生エースとしてチームをけん引していた森田。しかし1回戦で左ひざを負傷。靭帯断裂の大けがで長期離脱を余儀なくされました。
【進徳女子:森田恵真選手】
「ケガをしてしまって今まで当たり前にできていたバレーができなくなって、しんどい時期とかもたくさんあったんですけど、たくさんの人たちが支えてくれたおかげで乗り越えることができました」
決勝に照準を合わせ、先週から試合に復帰。再び全国で躍動できるか注目です。
【進徳女子:森田恵真選手】
「ずっと(全国大会の)あのコートでもう1回リベンジしたいと苦しい時期も乗り越えてやってきた。必ず勝って春高への切符をつかみとりたい」
そして進徳女子の5連覇阻止に挑むのが福山市の銀河学院高校。
持ち味は粘って粘って!とにかく我慢強くボールをつなぎ精度の高いプレーへ持ち込むスタイル。
そこに加え、身長178センチ、最高到達点305センチの大砲・畠山沙也と成長著しい2年生・卜部歩夢の両エースがチームを引っ張り、中国大会の県予選と県総体では進徳女子をストレートで撃破。創部史上最強と呼び声高い中、初の全国を目指します。
【銀河学院高校キャプテン:和田菜々心選手】
「しっかりディフェンスやつなぎを大切にして泥くさいバレーを作っていきたい。今までやってきたバレーボールを憧れの春高の舞台でしっかり出し切りたい。絶対に全国春高の舞台に立ちたい」
春高バレー広島県予選決勝はあす15日、広島県立総合体育館小アリーナで開催されます。