新幹線や特急列車で運ばれた九州各地の新鮮な食材を販売するイベントが14日、福岡市のJR博多駅で始まりました。

JR博多駅に到着した新幹線からホームに降ろされたのは、車内の空きスペースを活用して運ばれた荷物です。

◆記者リポート
「届けられたばかりの荷物が、売り場のイベントスペースにやってきました」

◆店員
「お待たせしました、柿が到着です」

JR博多駅のコンコースで始まった「九州アイランドマルシェ」。

今回販売されるのは普段、産地とJRの駅の間の輸送を担うヤマト運輸のドライバーが目利きした熊本と鹿児島の名産品で、この日の朝に削ったばかりの枕崎産のかつお節や、熊本で人気のラーメンなどあわせて10種類以上が並びます。

中でも熊本県益城町で収穫された柿は、袋をかけず自然に近い状態で育てるため、日持ちしにくく、県外にはあまり流通しないといいます。

◆柿を購入した人
「柿が好きで大きいから、目について買おうと思った。スーパーだと何日か経ってるから、いいと思います」

◆味噌とだしを購入
「新幹線で来るとか全く思っていなくて、すごく新鮮だなと思って。いいものがおいしく食べられるような時代になるんじゃないですか」

JR九州は、九州各地の特産品を新幹線や特急列車で福岡に運び、駅構内で販売する取り組みを4年前から行っています。

◆JR九州 「はやっ!便」担当 迫明香さん
「地元でしか出回っていないものもたくさんあるので、博多でいろんなお客様に広めて、知っていただけたらいいなと思う」

九州アイランドマルシェは16日まで開かれ、今後も定期的に開かれるということです。

テレビ西日本
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