福岡県北九州市で14日、2類感染症に指定された鳥インフルエンザの感染者が出たことを想定した医療機関への搬送訓練が行われました。
訓練は、持病のある70歳の男性が鳥インフルエンザに感染したとの想定で行われ、保健所や指定医療機関となっている市立医療センターなどから約40人が参加しました。
罹患した鳥の死骸や排泄物を介して感染するH5N1型などの鳥インフルエンザは、法律で2類感染症に指定され、患者は指定医療機関への入院が勧告されます。
訓練では、防護服などで感染対策をした保健所や病院のスタッフが、自宅から搬送した患者を感染症病棟に受け入れるまでの動きを実践しました。
国内では鳥インフルエンザの人への感染例はありませんが、北九州市は訓練を通して課題を洗い出し、関係機関の連携を強化したいとしています。