香川県琴平町の金丸座で2025年4月に開催される「第39回四国こんぴら歌舞伎大芝居」の出演者と公演内容が発表されました。尾上松緑さんと中村雀右衛門さんを中心に豪華俳優陣が多彩な演目を披露します。
琴平町などが会見を開き、明らかにしました。2026年39回目を迎える「四国こんぴら歌舞伎大芝居」出演者は、9年ぶり4回目の出演となる尾上松緑さんや初出演の坂東巳之助さんのほか中村雀右衛門さんなど豪華俳優陣が顔を揃えました。
「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、現存する最古の芝居小屋、「金丸座」で行われる讃岐路に春を告げる風物詩です。コロナ禍などで中止が続いていましたが、2024年5年ぶりに復活しました。
(琴平町長 片岡英樹町長)
「映画「国宝」が今、話題となっている映画を見た若い人を中心に歌舞伎を初めて観劇する人が多く社会現象になっている改めて日本で唯一の江戸時代の芝居小屋「金丸座」で歌舞伎の原点を見てもらいたい」
公演では、映画「国宝」の中でも取り上げられた「鷺娘」のほか、今回、金丸座では初めて演じられる「妹背山婦女庭訓三笠山御殿」など4つの演目が披露されます。四国こんぴら歌舞伎大芝居は、4月10日から26日までの16日間、琴平町の金丸座で行われます。
午前11時開演の第一部が「傾城反魂香 土佐将監閑居の場」、「新古演劇十種の内 身替座禅」。午後3時開演の第二部が「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿」「鷺娘」となっています。
<出演> こんぴら歌舞伎出演回数
中村雀右衛門(なかむら じゃくえもん)五代目 京屋
2年ぶり10回目
尾上松緑(おのえ しょうろく)四代目 音羽屋
9年ぶり4回目
坂東巳之助(ばんどう みのすけ)二代目 大和屋
初出演
坂東新悟(ばんどう しんご)初代 大和屋
9年ぶり2回目
市川男寅(いちかわ おとら)七代目 滝野屋
初出演
坂東亀蔵(ばんどう かめぞう)三代目 音羽屋
11年ぶり3回目
嵐橘三郎(あらし きつさぶろう)六代目 伊丹屋
12年ぶり7回目