クレーンゲームの「1号機」モデル探しが大きな話題になっています。
14日から始まった「アミューズメント エキスポ 2025」。
最新のゲームが集まる中、今回の目玉はクレーンゲーム。
2025年は、国産機が誕生して60周年の節目なんです。
一方、「原点」と呼ばれるモデルが、ゲームセンター運営大手のタイトーが60年前に国内で初めて製造したとされる「クラウン602」です。
この「1号機」モデルを巡って、いま“大捜索”が行われているんです。
というのも、このモデルを所有していないことに気づいたタイトーが、国産60周年を機に保有している人がいないか、公式Xなどで情報提供を呼びかけることに。
最も有力な情報提供者には10万円が贈られます。
株式会社タイトー広報・佐々木いつ子さん:
クラウン602に関する資料というのがもともとなくて、OBの方がもしかしたら知ってるかもしれないということもありますし、最初は聞いてみたけど(情報がなかった)。
すでに1000件を超える情報が寄せられていて、「あの温泉旅館にあります」や「ドライブインのレトロゲームコーナーに設置してあった」などの具体的な声があったそうです。
実際に情報を提供した方に話を聞いてみました。
「小さい頃にスーパーのゲームセンターに似たようなのがあったので、懐かしいねと思って撮った」という写真は、兵庫県内の遊園地のゲームコーナーで2025年3月に撮影したそうです。
タイトーは「見つかったらきれいに整備して、当時と同じ形で遊べることを目指している」そうです。
株式会社タイトー広報・佐々木いつ子さん:
半世紀を超えて一緒にワクワクしながら、みんなで見つけていけたらいいな。
果たして「クラウン602」は見つかるのでしょうか?
情報提供の締め切りは2026年1月16日までだということです。
タイトーによりますと、「クラウン602」の中には当時、キャラメルなどお菓子の景品が入っていたということです。