北海道函館市の職員が、運転免許証の失効に気付かないまま、約2年3か月にわたり公用車などを運転していたとして11月14日付で、懲戒処分を受けました。
減給3か月(10分の1)の懲戒処分を受けたのは、函館市福祉事務所に勤務する30代の職員です。
職員は2023年3月7日から2025年6月6日まで、免許が失効した状態で公用車や私用車を運転していました。
市によりますと、この期間中に公用車を145回運転していたということです。
函館市では2025年6月、別の職員が数日間、無免許状態で公用車などを運転していた事案が判明したことを受け、全職員を対象に運転免許証台帳と免許証の現物を照合する内部調査を実施。
この調査で函館市福祉事務所に勤務する職員が自らの免許証を確認した際、失効に気付き、市に報告しました。
市は「二度とこのようなことが起きないよう、対策を徹底したい」としています。
このほか、この職員を管理監督する立場にあった管理職4人に対しても口頭注意を行いました。