福島県の内堀知事がクマ対策を環境大臣に緊急要望した。
内堀知事は11月13日、石原環境大臣と面会し、震災や原発事故からの福島の復興・創生やクマへの対策について緊急要望を行った。
福島県内では今年に入り11月13日までにクマの目撃が1696件、人身被害が23人とともに過去最悪のペースで増加している。知事は大臣に対し、散歩や買い物もままならず、東北の観光業への打撃もあるとして、ハンターの配備、大規模なモニタリング調査など対策を求めた。
内堀知事は「1日も早く、政府に対して福島県の状況というものをご説明しながら、是非、大臣としての対応、政府をあげての対応をお願いしたいと」と話した。
また、これまで自治体が独自に実施してきた緊急的なクマ対策について、交付金の対象とするなど予算面でも柔軟な措置を講じるよう求めている。