国会では参議院の予算委員会が最終日を迎え、高市首相は冬場の電気・ガス料金の支援策について、補助額をこれまで以上に増やす考えを強調しました。
国会記者会館からフジテレビ政治部・菊池俊匠記者が中継でお伝えします。
高市首相の答弁能力が注目された国会論戦は14日で一区切りとなる中、物価高対策で前向きな姿勢を改めてアピールした形です。
立憲民主党・古賀之士参院議員:
この厳冬期を見据えて電気・ガスの負担の軽減、どのようなスキームなのか、現時点での最新情報を教えていただけないでしょうか。
高市首相:
この電気・ガス料金につきましては、寒さの厳しい冬の間、深掘りした支援を行うと。これまでよりも、ちょっと金額を上げて支援を行う方針でございます。
高市首相は、石破政権時代に月1000円程度だった補助額を上回る内容として11月中に取りまとめ、2026年1月から3月の3カ月間の実施を目指します。
一方、これまでの政権が訴えてきた最低賃金の1500円への引き上げについて、高市首相は「金額をいま申し上げると、中小企業や小規模事業者に丸投げしてしまうことになる」と述べるにとどめ、具体的な数字に言及することは避ける形となりました。